| 1.概要 | 2.動力関係 | 3.原水 | 4.飲料水、雑用水 | 5.殺菌 | 6.逆浸透膜 | 7.プレフィルター | 8.保存、メンテナンス |
| 9.その他 |   

 

Q1.AW−7200の大きさ、重量 はどれくらいですか?
A1.AW−7200シリーズは、 幅:1,250×奥行:570×高さ623o(キャスター付き)です。 また重量 は、空重量:160s、運転時重量:184sです。 (ガソリンエンジン仕様の場合)

Q2.飲料水は、どれくらいの量 を造れるのですか?
A2.原水が海水の場合:360g/時 ・ 原水が淡水の場合:500g/時 (河川水・湖沼水・井戸水・プール水等) の飲料水を造水することができます。 これ以上の飲料水量を造水した場合には、逆浸透膜の寿命を縮めることとなります。

Q3.AW−7200の造水量 で何人分の飲料水を造ることができますか?
A3.災害時に必要な飲料水量は、3g/日/人と言われています。 このこととA2とから、24時間運転を前提とすると、原水を海水にした場合には2,880人分、原水を淡水とした場合には、4,000人分の飲料水を造り出すことができます。

Q4.装置が塩分で錆びたりしませんか?
A4.フレームその他大部分は、防錆加工を施したり、ステンレス製の部品を用いているため、錆びには強くなっています。しかし、装置を長く使用するためにも、使用後にはウエス等で濡れた箇所をふき取っておいて下さい。

Q5.操作は、簡単にできますか?
A5.操作は、極力簡素化していますので、どなたでもご使用になれます。ただし、お子さまには操作させないで下さい。

Q6.運転準備にはどれくらいの時間がかかりますか?
A6.保管状態から、ホースをつないでいただくだけで準備はOKなので、組立等で時間がかかることはありません。その後、飲料水としてご使用いただく際には、放流時間が30分間必要です。

 

Q1.AW−7200の動力は何ですか?
A1.ガソリンエンジン・ディーゼルエンジン・モーターの3種類があります。お客様のご要望に合わせた選択が可能です。

Q2.それぞれのシリーズはどのように使い分ければ良いですか?
A2.ガソリンエンジンが最も汎用性の高いものです。ただしガソリンは、引火の可能性が高く、また保管可能量 も少ない(消防法できめられています)という欠点もあります。従って、装置を航空機などで輸送したり、燃料の保管を多量 に行いたい場合などは、ディーゼルエンジンが適当です。
また、すでにお客様の方が発電機を持っている場合には、モーター仕様が適当だと思われます。

Q3.燃料、電源は何ですか?
A3.・ガソリンエンジン…無鉛レギュラーガソリン  ・ ディーゼルエンジン…軽油  ・ モーター…三相200V 50/60Hz です。ガソリン及び軽油は、通常の自動車用のもので構いません。

Q4.ガソリンエンジンは、何を使用していますか?
A4.本田技研工業叶サの4サイクル11馬力エンジンを使用しています。 Q5.燃料タンク容量は、どれ位ですか? A5.ガソリンエンジン…17g ・ ディーゼルエンジン…10g です。連続運転の場合、ガソリンエンジンで11〜15時間、ディーゼルエンジンで6〜8時間です。 (運転圧力等により若干時間が異なります。)

 

Q1.原水としては、何を使用できますか?
A1.海水でも河川水・湖沼水・井戸水・プール水等の淡水でも原水としてご使用になれます。

Q2.原水として使用できない水はどのようなものがありますか?
A2.有毒物質が多量 に含まれていたり(魚の死骸が浮いている)、強い化学薬品臭がある場合には原水として不適な場合がありますので、ご使用にならないで下さい。 (詳細は、『取扱説明書』をご覧下さい。)

 

Q1.装置の生産水は、飲料水として使用可能なのですか?
A1.AW−7200の生産水は、水道水基準46項目を全てクリアする飲料水を造りますので、安心して飲用いただけます。

Q2.飲料水中の塩分濃度はどれくらいですか?
A2.横浜港でのテストでは、原水を海水:32,000ppm(3.2%)として、飲料水は142ppm(0.0142%)程度の塩分濃度になりました。 参考として関東近郊の水道水は、約50〜150ppm(0.005〜0.015%)程度です。

Q3.原水の温度によって、飲料水造水量が変化したりしますか?
A3.温度が高くなると造水量が増し、低くなると造水量は減少します。その際には、圧力を調整して、適切な水量に合わせていただく必要があります。

Q4.装置を稼動させてすぐの飲料水を飲んでも安全ですか?
A4.装置を保管中は、ROモジュール内の菌の繁殖を防ぐため保存液を注入しておきます。従って、飲料水を使用する際には、保存液を全て抜くために、約30分間は飲料水を放流して下さい。

Q5.取り入れた原水のうち、どれくらいの割合が飲料水になりますか?
A5.・原水が海水の場合:約30% ・ 原水が淡水の場合:約40% が飲料水量として造水できます。

Q6.飲料水の割合を増やしたら不都合が生じるのですか?
A6.飲料水の割合を増やすと、AW−7200の心臓部である『逆浸透膜』の寿命を著しく縮める原因となりますので、規定の飲料水に合わせて下さい。

Q7.原水から飲料水を造水した場合、残りの水はどうなりますか?
A7.AW−7200では、原水のうち60〜70%の水は、塩分が濃くなった濃縮水(本装置では『雑用水』と表示)となります。この水は、飲料水としては不適ですが、3μ mのプレフィルターで濾過された水なので、3μm以上の物質は除去されています。したがって、原水が淡水であれば、トイレ・洗濯等の雑用水としてご利用いただける場合もあります。 ただし、原水が海水の場合は、雑用水の塩分濃度が約50,000ppmと非常に高くなってしまうため、雑用水とはせずに、排水するかまたは海に戻して下さい。

Q8.AW−7200の運転圧力は、どのくらいですか?
A8.運転圧力は原水中の溶解塩分の量 (塩分濃度)によって異なります。 ただし、一般的には、 ・ 原水が海水の場合:5.4〜5.9MPa(55〜60s/p2) ・ 原水が淡水の場合:2.5〜2.9MPa(25〜30s/p2) の範囲内で、所定の飲料水量 が得られます。 また、5.9MPa(60s/p2)以上は使用禁止範囲です。

 

Q1.造水した飲料水は、そのまま飲用しても大丈夫ですか?
A1.飲用する場合には、塩素殺菌または煮沸して下さい。AW−7200では、殺菌剤注入装置を標準装備し、付属品として次亜塩素酸カルシウムを用意していますので殺菌剤を別途ご用意していただく必要はありません。

Q2.逆浸透膜では菌が除去できるにもかかわらず、殺菌剤を添加するのはなぜですか?
A2.逆浸透膜では菌類を100%除去しますが、2次側の配管等に菌が付着している可能性があること、また飲料水を採水する容器に菌が付着している可能性があり、そういった場合の殺菌を目的として添加しています。

Q3.殺菌剤(次亜塩素酸カルシウム溶液)注入量 は、どれくらいが適切ですか?
A3.水道水基準では、飲料水中の残留塩素の量 を0.1ppm以上と規定しています。0.1〜0.5ppm程度が適切な量だと思われます。飲料水の中に残留塩素が存在するということは、飲料水中には一般殺菌が無いということを示しています。 濃度の測定には、付属の残留塩素計をお使い下さい。

Q4.殺菌剤の取扱い上の注意は何かありますか?
A4.次亜塩素酸カルシウムと他の殺菌剤とが混ざると爆発する危険性があるので、特に注意して下さい。また、殺菌剤が水にふれると有毒な塩素ガスを発生しますので、扱う際には適切な保護具を着用してください。万が一、皮膚に触れたり、目に入ったりした場合には、すぐに多量 の水で洗い流すなどの処置を施して下さい。 その他の注意事項及び詳細については、装置に添付の『取扱説明書』をご覧下さい。

Q5.殺菌剤注入量の調整は、どのようにするのですか?
A5.殺菌剤調整弁の開閉で微調整します。出荷時に適量 の殺菌剤が注入されるよう弁の調整を行っていますが、飲料水造水量等の影響で適量の注入が行われない場合は、弁の調整を行い、適量にセットして下さい。

Q6.殺菌剤の保管期間はどれくらいですか?
A6.封を切らない状態で、約1年です。

 

Q1.AW−7200の脱塩方式は何ですか?
A1.逆浸透膜方式です。

Q2.逆浸透膜の他には、どのような種類の膜があり、それぞれどのような物質が除去できるのですか?
A2.代表的には精密濾過膜、限外濾過膜があります。分離対象粒子の大きさが大きいものから、精密濾過膜、限外濾過膜、逆浸透膜となります。
精密濾過膜は、除去できる粒子径が0.5〜0.03μm程度の膜のことで、浮遊物質やコロイド、殺菌類が除去対象になります。(弊社のCWシリーズに使用されているのがこの膜です。) 限外濾過膜は、精密濾過膜よりも除去できる粒子径が小さくなり、数十nmから数nm(nmは、μ mの1,000分の1)程度になります。したがって、濾過対象は、ウイルスやコロイド、タンパク質のような高分子も除去することができます。 逆浸透膜は、除去できる物質がもっと小さくなり、水に溶けている物質、いわゆるイオン類も除去できます。
詳細については、添付の資料をご覧下さい。

Q3.逆浸透法とはどんな方法ですか?
A3.逆浸透法とは、水を通 すが塩分を通しにくい性質を有する『半透膜』と呼ばれる膜を用いて原水中の塩分を除去する方法です。 半透膜を境にして、塩分濃度の高い溶液と濃度の低い溶液を入れると濃度が平均化しようと希薄溶液側から濃厚溶液側へ溶媒(水)が移動します。これを『浸透』と呼びます(図1)。しばらくすると溶媒(水)の流れがとまり、ある圧力差が生じます。この圧力差を『浸透圧』と呼びます(図2)。一方、濃厚溶液側に浸透圧以上の圧力をかけると、『浸透』とは逆に溶媒(水)が濃厚溶液側から希薄溶液側に移動します。この現象を『逆浸透』といいます(図3)。 この原理を利用したのが『逆浸透法』で、連続的に塩分の除去された水を得ることができる方法です。

Q4.AW−7200で使用している逆浸透膜はどのようなものですか?
A4.東レ製の架橋全芳香族ポリアミド膜で、高除去率タイプのものです。この逆浸透膜は、沖縄県の海水淡水化プラントで、実際に使用されているものと同じものです。

Q5.逆浸透膜で処理した水の水質や安全性はどうですか?
A5.海水を例にとると、海水の中には、塩化ナトリウムや無機物等の塩分が、約35,000ppm含まれています。AW−7200で用いられている逆浸透膜は、高除去率タイプの膜で、99%以上の塩分を除去することができるので、装置の生産水としては350ppm以下になります。したがって、水道水基準の500ppmを下回る飲料水に適した水ということができます。生産水中の塩分も塩素イオンとナトリウムイオンがほとんどであり、飲料水としても安全です。また、有機物・細菌等についても十分除去できるので、より安全であるということができます。 参考として、横浜港でのテスト結果を添付しますのでご覧下さい。

Q6.逆浸透膜では、農薬はどの程度除去できますか?
A6.農薬に使われている薬品は、おおむね分子量 が100〜200以上あります。AW−7200で使用されている逆浸透膜では、分子量 が200以上の物質は99%以上除去することができます。

Q7.逆浸透膜では、重金属はどの程度除去できますか?
A7.鉄・マンガン・クロム等の重金属は、分子量 が大きく、AW−7200の逆浸透膜では、99%以上除去できます。

Q8.逆浸透膜では、硬度成分(カルシウム・マグネシウム)は、どの程度除去できますか?
A8.カルシウム・マグネシウム等の硬度成分は、99%以上除去できます。

Q9.逆浸透膜では、窒素・リン・ヒ素等の有害物質はどの程度除去されますか?
A9.具体的なテストデータはありませんが、関連データから判断すると90%の除去率が期待できます。

Q10.逆浸透膜では、トリハロメタンはどの程度除去できますか?
A10.トリハロメタンと呼ばれるものは、様々な種類のものがありますが、AW−7200で使用されている逆浸透膜では、すべてのトリハロメタンで90〜98%の除去性能があり、総トリハロメタンとしては、95%以上の除去率があります。

Q11.逆浸透膜では、トリハロメタン前駆物質はどの程度除去できますか?
A11.トリハロメタン前駆物質(トリハロメタン生成前の物質)のうち、分子量 の小さいイソプロピルアルコール(分子量60)においては除去率が97%であり、一方、分子量 の大きいフミン酸、フルボン酸等(分子量1,000以上)については99%以上の高い除去率を示します。

Q12.逆浸透膜では、一般細菌、大腸菌、ウィルス等はどの程度除去されますか?
A12.一般細菌、大腸菌、ウィルス等の病原生物や、水に溶けていない物質は、100%除去できます。

 

Q1.プレフィルターの役割は何ですか?
A1.逆浸透膜モジュール内に粒子の大きい物質が入ると、すぐに膜が詰まってしまい、性能の劣化につながります。それを防ぐための前処理として、プレフィルターをつけています。

Q2.プレフィルターは、どのようなものが取り付けてありますか?
A2.25μ mと3μmのフィルターが1本づつついています。

Q3.プレフィルターの寿命はどれくらいですか?
A3.原水の水質によって差がありますが、通常の河川水レベルで考えると1週間単位であると思われます。

Q4.プレフィルターの交換は簡単にできますか?
A4.どなたにでも交換できるようになっています。 蝶ねじ止めしているパネルを外して、フィルターハウジングをゆるめ、フィルターを交換していただくだけでOKです。

Q5.フィルターの交換時期はどのように判断すればよいですか?
A5.運転条件を変えていないにもかかわらず造水量が減少したり、フィルターの外観が真っ黒になっていることが目安になります。

 

Q1.保管場所は、どのようなところが良いのですか?
A1.40℃以下の室内で湿気が無い場所で保管してください。また、冬季に装置内の水が凍らないようにご注意下さい。 具体的には、温度変化が大きくない倉庫などが適当だと思われます。

Q2.保管に際して、特に注意すべき点は何ですか?
A2.逆浸透膜内には必ず保存液(重亜硫酸ナトリウムと炭酸ナトリウムの混合溶液)を満たしておくこと、またガソリンエンジンの場合には、エンジンのキャブレター内のガソリンを抜いておくことです。

Q3.保管中に逆浸透膜の性能が変化しませんか?
A3.ROモジュール内に保存液を満たしておけば、性能が劣化したりすることはありません。ただし、保存液は定期的な入れ換えが必要です。

Q4.メンテナンスはどのように行えば良いですか?
A4.AW−7200の性能を十分に発揮させるためには、定期的なメンテナンス作業は不可欠です。弊社代理店と契約していただければ、年2回のメンテナンスとして、マシンの保守・点検及び保存液の入れ換え等を行います。

 

Q1.原水を吸い上げることができる高さはどれくらいですか?
A1.通常、3m程度までは吸い上げることができます。それ以上の高さの場合は、『呼び水』操作を行うことにより、約9mまでは吸い上げ可能となります。

Q2.消耗品にはどのようなものがあり、交換頻度はどれくらいですか?
A2.主要消耗品としては、
(1) プレフィルター(25μm、3μm)
(2) 逆浸透膜エレメント
(3) オイル(エンジン、高圧ポンプ)
(4) 燃料
(5) エアフィルター(エンジン仕様の場合のみ) があります。交換頻度については、その使用状況によって異なりますが、一般 的には、以下のようになります。
(1)プレフィルター…1週間
(2)逆浸透膜エレメント…10,000時間運転
(3)オイル…初回25時間目、以後100時間運転ごと
(4)燃料…11〜15時間(ガソリンエンジン) 6〜8時間(ディーゼルエンジン)
(5)エアフィルター…50〜100時間運転ごと 特にプレフィルターについては、予備フィルターを用意していただくことをおすすめします。

Q3.手動ポンプをオプションで取り付けることは可能ですか?
A3.AW−7200の運転圧力は、原水が海水の場合、約5.4〜5.9MPaと高い圧力を必要としています。そのため手動ポンプで圧力を上げることは、実際上不可能と考えられますので、手動ポンプをオプションとはしていません。

Q4.エンジンが故障した場合、消防ポンプをつないで動かすことができますか?
A4.消防ポンプであっても逆浸透させる圧力まであげられないため動かすことはできません。